2013.04.20 Saturday
2013年サローネの状況I
TJMデザイン田島社長ご夫妻は、スイス、ルッチェルンでのツール代理店との
打ち合わせを終えて、ミラノサローネにこられました。
まず田島社長の和歌子奥様がサローネが見てみたい!とのたってのご希望だったので
最近勢いを増す、インテル二社のフォーリサローネ(市内の展示会)
ミラノ大学でのイベントに伺いました。
17世紀にスフォルツフォ城の城主が人民の為の病院として建てられた建物を
19世紀には大学に成り、インテル二がデザインのイベントを始めてもう数年が
経ちます、最初は学業の妨げに成るとの事で反対の声も有りましたが、
今ではあまりに市民権を得たので、大学側でも大いににヘルプしている様子で、
去年は学生達の室内楽が最終日に有りました。
ソーラーシステムで街作りを図るテーマのパナソニックの展示です。
田島社長ご夫妻も熱心に説明を聴いておられます!
今年は冬が長くて,サローネが始まっても未だ春の気配が見えず、
小雨が降って肌寒いですが沢山の入場者で賑わっています。
サローネ会場の展示は主に家具や照明,キッチンのバイヤーが挙って行きますが
デザインだけを見るには市内のショールームの方が適しています。
B&Bショールームが位置するビア ドリーニ通りを始め
ボッフィーのあるビア ソルフェリーノ通り
最近はトルトーナ地区の動きも無視出来ない様子です。
まずはキッチンハウスが永年、追い付け追い越せとお手本にして来たという
ドイツのブルトハープ社キッチンショールームから見学を始めます。
以前も触れましたが、ドイツのキッチンメーカーのサローネ時の展示の特徴は、
全く新しいキッチンのコンセプトを考え直すようなシステムでの開発が目立ちます。
各年入れ替わりで、今年のサローネ会場では照明がメインだったので
ブルトハープも今年は新しいシステムでの発表は有りませんでしたが、
入り口にコンパクトキッチン+ダイニングコーナー
流しの為のキッチンが一つ、コンロのあるキッチンがひとつ
別々に置く事で部屋に変化が出来て、ご主人と奥様+友人が楽しみながらクッキング
既成概念に捕われないキッチンの提案でしょうか?
収まりがあまりに綺麗なのでそのままオブジェのように感じます。
色々な段差を作ってあって、上がったフロアーにじかに座るようにも展示されています。
今年は他のキッチンメーカーもコンパクトキッチンが目に付きました。
クローズドキッチンで、お手伝いさんが長い間掛けてお料理をする生活パターンから
家族や友人が集まってわいわい楽しみながらクッキングしながら食べる、呑む!
そんなカジュアルな生活が望まれる時代なのでしょう、、、、、、
只、ブルトハープのコンパクトキッチンはキッチンを超えている気がします。
サローネの初日だったのでブルトハープのエイジェントで賑わっています。
無印良品のアートディレクターの原研哉氏も東京のご自宅を建てた時、
他にはお金を使わなかったけれどキッチンだけブルトハープにしたよ!
と自慢げでした、ブルトハープの信者が多い様子です。