2015.05.19 Tuesday
フォーリサローネーミラノ大学イベントII
ミラノ大学の校内に入って真っ正面に大きなインスタレーションがあります
去年もこの場所を確保したロシアーモスクワの郊外'ロリュフ'に1992年に創業した
‘VELDO 2000' という外壁デザイン,施工を行う会社がスポンサーです。
特に天然石を特殊な照明をすることによって、独特なファサードデザインをしています、
90年代に大きく飛躍した会社で、ロシアを始め、アゼルバイジャン、メキシコ、イタリア
アラブ諸国で大きなプロジェクトを手掛けています、現在は‘ST ファサード テクノロジー’
と言うファサード専門のデザイン事務所をイタリアに開いています。
時間によって、外部の光の反射で全く違った表情をするインスタレーション
‘LIVING LINE' と名付けれた(14X 19X 高さ4、3メートル)と大きな作品です。
’A SPACE of REFLECTION' =(反射のスペース)と名付けれているよう、見る人により
見る人の経験からくる反応によって、いかようにも変動する外壁です。
セント ペテルスブルグ(旧レニングラード)出身の'SPEECH TCHOBAN氏’
‘SERGERY KUZNETSOV氏’ はモスクワ出身ですが、2006年に長年のコラボの末
モスクワとベルリンにデザイン事務所をオープンしました。ロシア、東ヨーロッパを中心に
オフィース、商業施設、ホテル、コンドミニアムと建築物は多岐に渡っていますが、
2010年完成の ’モスクワ ビジネス センター’ ‘GRANATNY 6'-レジデンス棟
セント ペテルスブルグ銀行の本社ビル、 最近ではモスクワニューシティーに出来た
‘SECOND TOWER of the FEDERATION COMPLEX'はスケール、デザイン共に有名で、
‘SPEECH TCHOBAN氏は、2010年と2012年のベニス ビエンナーレのロシア館の
キュリエイターとしてイタリアデザイン界でも名前が知られています。
ミラノサローネの開催中、最近では本当に広範囲での展示に成るので来訪者は
朝早くから、サローネ会場に向かって(中心から約一時間は地下鉄等で掛かる為)
会場が終了する夕方からミラノの街ーブレラエリアを始めとして、ビア ドリーニ
(イタリアを代表をする家具、キッチンメーカーが並ぶエリア) 外国からの出展が多い
トルトーナエリア、最近若いアバンギャルドなデザインを中心に活動を始めたランブラータ
と体力テストのような行程で動いて、最後24時まで開催しているミラノ大学へ!
今年のサローネでお目にかかった雑誌社の方々がそう話されていましたが、夜はライトアップ
学生も少なく、静まり返った校内や中庭は神聖な雰囲気が漂っています。
先ほどの、このインスタレーションのデザイナー 'SPEECH TCHOBAN氏’ですが、
2012年のベニスビエンナーレのキュリエーションにより、ビエンナーレ事務局より
特別賞を受賞され、2013年ー’建築ドローイング美術館’ーベルリンで、‘ICON賞2013’
今年のミラノエキスポでもロシア館のデザインを担当しています。