2014.08.15 Friday
小浜―エコプロジェクト
しとしとと梅雨のように降りしきる雨、日本家屋には不思議と雨が似合います。
長崎県雲仙市小浜ー工業デザイナーの城谷耕生さんのギャラリー
刈水庵での静かな時間。
イタリアの親友、クリストフ ラドルご夫妻が,夏休みにやって来ました、
1ヶ月夏休みを取るイタリアの社会では、毎年どこにバカンス?というのは決まり文句
でも現実的には経済的にも1ヶ月のバケーションは厳しいようです。。。。。
城谷さんが生まれ育った故郷―小浜温泉、100度を超える源泉が湧き出る温泉
雲仙温泉を顧客に大変盛んな漁業で、美味しい魚の宝庫!
値段の安さも魅力です。ところが高齢化の進む日本では、小浜温泉も例外ではなく
美しい大正時代の日本家屋が過疎に瀕しています。
イタリアに留学して10年ミラノで工業デザイナーとして働き故郷に戻った城谷さん
この現状を見つめて静かにでも情熱を持って再開発に挑んでいます。
昔からの友人―アルド チビッチ氏―ソットサス事務所の片腕で、
ミラノとビツエンツアで建築家として活躍しています、アルドも同じ理想を持って
本を出し、奔走しています。偶然7月に城谷さんがベニスを中心に家族旅行されたので
紹介したら、意気投合された様子です。偶然紹介しましたが、縁は不思議な物です。
椅子のコレクターの永井敬二さんーデザイン史の生き字引のような方で
お目に掛かってもう彼此40年の長いお付き合いーいつも永井さんの衰えぬ
好奇心とコレクターとして興味に話が尽きません。。。。。長崎県立美術館で
永井さんの‘エンゾー マリ’の作品展を永井さんのコレクションで開催され、
来日したエンゾー マリ氏がこんな沢山デザインした?之は覚えが無いね~
と感心されたようです、製造中止に成っているアイテム等々、骨董市を始め
いろいろな手段で探し尽くされます。。。。。。
城谷さんとクリストフと永井さんー古いイタリアのデザイン誌を見ながら
話題が着きません。
城谷さんの小浜エコプロジェクトのカタログ
是非美しい日本の再発展の夢,大きく広がりますように!