2017.11.02 Thursday
南方熊楠を訪ねて!
1867年和歌山県に生誕、南方熊楠、小さい頃に母と白浜の帰りに、
南方熊楠記念館に立ち寄り、日本人離れした才覚と、いち早く世界に飛び出した
南方熊楠の生き方にとても共感しその影響もあり、17歳でイギリスに勉強
に行くことになった気がします。
粘菌という聞きなれない、微生物を研究課題にして一生を捧げた人、
独学で世界の数カ国の言語を操れて、イギリス大英博物館への出入りを許された
数少ない日本人、ネイチュアーへの投稿も、1897年の孫文との出会いも
大英博物館東洋学部長ダグラス氏の紹介によると、最近建て替わった
’シーラカンス’設計の記念館に、説明されています。
こちらは、南方熊楠が生まれて、イギリスに旅立つ前まで住んでいた生家
瀟洒な日本家屋で、気持ち良い風が部屋の中に入り、ゆっくり研究に勤しんだ
南方熊楠が今も住んでおられるような佇まいです。隣には、私たちの友人
矢田康則さんが設計した、南方熊楠顕彰館が立っています。エコロジーという言葉を
その大切さを体を張って説いた巨人、その偉大な生き様を満喫されてくれる
記念館です。年を重ねてまた訪問しましたが、再び感動しました。