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2023.12.01 Friday

彫刻家マリーノ マリーニ氏が30数年教鞭を取ったブレラ美術大学

 

 

イタリアを代表する彫刻家 マリーノ マリーニ氏

 

フィレンツェ生まれで、ミラノのブレラ美術館附属大学で

 

30年以上教鞭を取り、日本人の学生 吾妻兼治郎氏を

 

弟子にされました、スタジオに伺った時、マリーノ マリーニ氏を

 

本当のお父様の様に親しく、愛情込めて話されていたのを

 

思い出します。

 

 

 

 

 

今から30年前、イタリア家具の輸入会社を経営した時、

 

NTT都市開発の大手町ビルに、沢山のzanotta社の家具を

 

採用して頂き、その時のNTT都市開発の設計部長の大貫氏を

 

ご案内し、吾妻兼治郎氏のアトリエに伺ったのを思い出します。

 

大手町ビルには、今も大きな吾妻兼治郎氏の彫刻が生きています。

 

 

 

 

馬や人の姿をデホルメされた彫刻が、ベニスのグッゲンハイム

 

美術館にもあり、独特な姿に直ぐに、マリーノ マリーニ氏の

 

彫刻だとわかります。

 

 

 

 

 

ブレラ美術館は、美術館に訪問するだけではなく、図書館や

 

中庭にはいつでも、誰でも入場出来、一瞬だけでも、学生になった

 

気分を味わえます。

 

 

 

 

やはり誰でも入れて素敵なのが、このカフェ、朝9時から17時まで

 

やっていて、美術館を訪れた人々や、教鞭を取る教授、そして

 

学生達が、時間を忘れて議論しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

最近、ブレラの入り口に入ると、もし万が一、人生をやり直せる

 

としたら?ブレラの学生になって勉強したかったな〜と、有り得無い

 

想像をして、一人自笑しています。。。。。

 

 

 

 

太陽が照りつける夏よりも、どんよりと曇った晩秋の不安げな

 

今頃がとてもよく似合う美術館です。あまりにも長くこの周りを

 

歩いているので、まるで自分が勉強した美術学校の様な気がします。

 

イタリアの不思議な所は、街を歩いているだけで、とてもポジティブに

 

なり、可能性が広がる気がするのです。。。。。何故かは分かりません。

 

明日からは、今のミラノのインテリア状況をお知らせします。