2014.04.30 Wednesday
日本のブースー喜多俊之氏
トルトーナ地区をサローネの最終日歩いていたら黒人の警備員の人から呼び止められて
‘東京の催事を見た?’ いえ未だです,言い終わる前に東京の展示会場に着いていました
ロボットの女性ファッションモデルを横目に進むと、喜多俊之さん!!
丹波篠山のKITASのショップさながら喜多俊之の作品が並びます。
いつもエネルギッシュな喜多俊之さん、初めてお目に掛かってから30年は過ぎます
六本木で母の会社を出てイタリアのザノッタ社の家具を輸入販売する会社を立ち上げた
創設日ーアキーレ カステリオーニ氏の照明のポスターを手に小さな事務所に
’これはデザインのお守り! 絶対成功するからがんばりね~’ 温かい言葉を今も
鮮明に覚えています。
今年のサローネが始まる前にトスカーナの食文化の展示会で野菜のお寿司を作って
KITASの有田の食器に盛りつけてTVの出演をした話をビデオを見ながら説明、
いつお目に掛かっても疲れという言葉は喜多俊之さんには存在しないようです。
いつも目をキラキラさせて! デザインをして、地方の産業の村おこしをして
日本の其の地に息づく伝統工芸を必死に守って!美味しい物に命がけ。。。。。。
生きている事が光り輝いて感じるのは喜多俊之さんの魅力でしょう。
用の美が展示されています!
日本に息づいて来た道具の美しさ!
最小限の必然性!ーこの言葉は韓国の現代画家ー金 ビーハム女史に教えてもらいました
李朝の白磁を見せて頂いた時の言葉です。
ヨーロッパの展示会で気が付くのは、日本の会社が展示している時に
ジェトロとか大きな組織で,一緒に展示するのではなく
燕市工業振興会のように、自分自身で出展している会社はとても力を感じます。
展示方法もユニークで、販売先を世界に向けて探している!という意思を感じます。
家具の国際見本市の枠を超えて’デザイン’の括りで益々拡大するサローネ
経済効果は計り知れませんが、若い人達を駆り立ててどんどん素晴らしい展示会に
成長しています。。。。。。。