2014.09.23 Tuesday
2014-9メゾンドオブジェの情景III
生け花の世界も逆さまに吊るすのが流行っている様子ですが、
ここパリでも、生きた植栽を鉢ごと逆さまに吊るすのが目立ちました。
どの世界も遣り尽くすと刺激を求めて逆の方法を思索するものなのでしょう、、、、、
メゾンドオブジェでは、パビリオンの入り口にこのように各館のイメージを表現しています
うっかり一日目は通り過ぎますが二日目には少し気分の余裕が出来て、
主催者側からのメッセージも聴こえるに成ります。
パビリオン4 比較的クラッシックなインテリアが目立ちます!
イースト + ウエスト、東洋と西洋がミートしたような空間
パビリオン1にも沢山の中国からのアンティック紛いが勢揃い
ヨーロッパのバイヤーが買い込んでいます、壷に建具に絵画
クラッシック家具+東洋の味付けが新鮮に見えます。。。。。。
色が持っているエネルギーというのは凄い物で、ヨーロッパの冷えきった寒さには
暖色がよく似合います、オランダで冬を過ごした時、それは身を以て感じました、
いつもグレーから黒のグラジュエーションの洋服を着ていますが、寒さの厳しい所では
せめて首元、スカーフ等には暖色を使わないとどうも冬を越せなかったのを思い出して
色々なブースを歩き回っています。
隈研吾さんが中国の大きなプロジェクトをされている時にお目に掛かり、
中国では、‘プラス+プラス デザイン’
マイナスのミニマリズムは通用しない!とおっしゃっていたのが印象的ですが
世界中で本当の意味での引き算の美学は希少なのかも知れません。
ヨーロッパで良く見かける同じ壁に沢山の絵画や写真の額達
同じ小物も数で置く、沢山積み上げるのを良く見かけます
少し抵抗も有りますが,それを好む人達が多いのでしょう、、、、、、
パリ郊外のベルサイユ宮殿に行ってみると、それはそれで一つの完成したインテリア
当時、集まる人達も皆デコラティブなクチュールだったり、男性もフリルの着いたブラウス
それなりに優雅な時が流れたと想像がつきます。
メゾンでのクラッシックなインテリアの中を歩いているとベルサイユにまで
気分が飛んで行くのが面白いです、、、、、、、、
もう少し海外情報が続きます。。。。。。