2014.11.28 Friday
アレキサンドロ メンディー二の展覧会
前回ご紹介したように、キッチンハウスは来年ミラノサローネに出展します!
インテル二誌が主催している、フォーリサローネの中でも一番大掛かりで
一番集客力のあるミラノ大学でのイベントに、隈研吾氏のデザインした
キッチンを初め、ダイニング、リビングの提案ー’IRORI'が出展されます。
来年はイタリアに取ってとても大きなイベント万博の開催される年で
そのため、会期が1ヶ月延びて5月末までの展示に成ります。
いろいろ諸々の打ち合わせがあり、インテルニ誌のサローネ担当-ミケランジェロ氏と
逢う約束をしていたら、編集長のジルダ ボヤルディー女史も一緒に逢う事に成り、
アレキサンドロ メンディー二氏の展覧会で待ち合わせする事に成りました。
エットレ ソットサス氏が存命の時、いろいろなイベントでいつもメンディー二氏が
現れました、’アルキミア’という活動を、エットレ+メンディー二+ミケーレ デ ルッキ
1980年代の事です。。。。。メンディー二氏はその頃と全く変わらず、全く歳を感じません
私が一人展覧会場に入っていったら静かに横にいらして、’ベンベヌート’(ようこそ)
とつぶやかれました、とても静かで昔と全く変わらない容姿です。
ゴールドのアクセサリーもとても素敵です、美しく歳を重ねたミラネーゼに
優しくトライさせておられました、帰ってからウィッキーペディアでチェックしたら
1931年生まれとありましたから、80歳半ばということでしょうか、
まっすぐ伸びた背とたくましく歩かれる脚、キラキラ輝いた瞳
積極的にいらしている方達とはなされていて、まるで2、30歳は若く感じます。
作品も大変明るく、力があり、楽しそうです!
30年前、イタリアの家具-ザノッタ社のエージェントをしていて
アルキミアの家具を見た時は、いろいろな文化が交錯して不思議な力を感じましたが
今見る作品達もそのときの刺激的なショックと同じインパクトを感じます。
メンディー二氏と話されている右側のコートを着た方は、元の私のアパートの上の方で
日本でも有名なビリオンーTVのオーナーです、30年くらい前エットレと一緒に
お目にかかった時、’日本の方ですか?私の祖先のお墓に日本の建築家がいつも
お参りにきてくれます!’と言われて、’え〜?’ 少しして、カルロ スカルパの
設計されたブリオン ベガーだとわかりました。。。。。。
その後エットレが存命なとき、よく家で日本食をご一緒したのを思い出します。
ミラノデザインは80年代とは違った活動をしていますが、
脈々と続くデザイナーとそれを支えるパトロンとの繫がり、、、、、、
底力を感じる展示会です!