2015.04.21 Tuesday
拡大化が進むフォーリサローネ
フォーリサローネがミラノの街を横にも縦にも拡大しています、今や家具のジャンルを超え
生活のデザインに的を絞ったデザインの祭典ーこの規模での街ぐるみのデザイン展は
世界でも比類まれな活動と言えるでしょう、、、、、、30年前ミラノサローネに訪れた時は、
世界で一番の大きさを誇るのは何と言ってもドイツのケルンの国際家具見本市
一番気候の厳しい真冬に、グレーから黒の空のもと、北欧の家具業界も中心になって
デザイン活動が行われていました。一番印象に残るのはケルンの大きな河に掛けられた
橋の欄干?いえ、橋の構造の中に、その頃は未だ有名ではなかったインゴーマウラーの照明が
真っ暗な橋の内部に展示されて、歩いて有に30分はあったと思いますが、とても
刺激的な忘れられない展示でした。
ここはブレラーミラノで多分一番アカデミックな雰囲気の通りでした。。。。。。。
何故、過去形かと言うと、イタリアが誇る宗教絵画を一番多く有するブレラ美術館
その前に、ファッションのグッチが華やかにショップを開き、とても雰囲気が変わっています、
アーティストやジャーナリストが集まったジャマイカと言う有名なバールは、買い物帰りの
ツーリストで賑わっています。。。。。。
ボルゴヌオーボ通りの角にテンポラリー展示スペースがあり、最近はファッションの
ディスカウントショップに成っていましたが、サローネ時には、台湾のメーカーが
イタリアのデザイナーを使ってシックな家具のお店を開いています。
製造は全て台湾のようですが、木と金属の使い方がとても繊細です。
最初の写真は、やはりブレラに出来た新しい家具屋さん、リビングディバーニや
ポロ等、今元気の良いメーカーを集めたセレクションショップです。
セレクションショップと言えば、建築家マジストレッティー氏の監修に寄る
パドバ女史の家具店ーデ パドバ! サンタンドレアの角に建ち、デザインの方向性を
しっかり出していたショップー今年、やはりアングロサクソン系に人気の或るボッフィー
がM&Aしたとのニュースです。。。。。。。
キッチンがダイニング、リビングに大きく解放されてどのくらいでしょうか?
このお店もやはりキッチンと家具のセレクトショップです。
ベネト地区にある、老舗のキッチンメーカー、世界を代表する建築家アントニオ
チッテリオ氏が唯一キッチンのデザインをしているメーカー’アークリネア’
オーストリアに近いベネト地区は、キッチン、家具の材料ーメラミンを始め
いろいろな関連商材を製造しているエリアです。人々はとても真面目で、
イタリア人と言うより、オーストリア人気質。とても良い仕事で定評です。
アントニオ チッテリオと言えば、ミラノのブルガリホテルを手掛けていますが、
今、2分くらいの距離に3ブロックのビルを改装してマンダリンホテルが準備中、
やはり建築は、チッテリオの設計との事です。。。。。。。。。。躍動するミラノ
別の顔もまたご紹介しましょう。。。。。。。