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2017.02.12 Sunday

フランク ゲーリーのルイビトン ファンデーション


 
 
 
 
 
TJMデザインの5代目ー田島宗八氏のパリ2日間と言う短い時間に
 
 
メゾンドオブジェを一応、一通り見学して、美術館を見てと言う要望に
 
 
パリでどの美術館を選ぶかは?とても思案しました、結果一番好きなポンピドーセンター
 
 
建築的に見る価値のあるルイビトン ファンデーションを選択しました。
 
 
 
 

 
 
 
 
写真を撮るのに、カメラを曲げている訳ではありませんが、建築物が全ての方向に
 
 
曲線なので、どの角度から見ても流線型です。前日にインターネットで申し込んでおいても
 
 
沢山の入場者の列が出来ていて、中に入る事は諦めました、、、、、、、
 
 
いくら見ていても飽きない建築に時間も忘れて見入っていました。。。。。。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
3年くらい前にポンピドーセンターで開催された’フランク ゲーリー’展での
 
 
スケッチです、展覧会で一番感激したのは、ゲーリーの自邸です、今でこそ
 
 
シャビーやビンテージと騒いでいますが、70年代に既にそのデザインの傾向は模索されていました、
 
 
実際、ゲーリーの存在価値を世に知らしめたのは、トタン屋根の良く言う’立派とはかけ離れた’住宅
 
 
ユダヤ人に生まれ、ハーバー大学に入学する頃には、ユダヤの印象を消す為に、名字を’ゲーリー’と改めて
 
 
建築のメッカーパリに居を移して、設計士として働きながら、シャルトル大聖堂やロンシャン礼拝堂を
 
 
見学して回ったと、展覧会でのビデオで話している、いつも目が輝いているゲーリーを見ました。
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
スケッチから実際の建造物の写真へ移って行く展示方法でしたが、
 
 
デザインもさることながら、実施工事を請け負う人たちがよほど技術があり、
 
 
スケッチを原寸に落としたり、構造的な計算とか、建築を建てる為に必要な
 
 
実際の作業は他の人に委ねているのか?と思った瞬間、展示は次にゲーリーが、
 
 
知能優秀な若い建築家をスタッフにして、自分の図面を実施設計に移す為のコンピューター、ソフト
 
 
を自分自身で作っている様子が、事務所で作業するゲーリーの姿として映っていました。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
グッゲンハイム美術館やいろいろなプロジェクトで話題を呼ぶゲーリーの建築
 
 
実現する為に、コンピューターのソフトを開発して自分の信念、造形を貫く意志。
 
 
 
ファサードの為の材料、施工に必要な部材の具体的な数値、量までも割り出すソフトを考案、
 
 
2002年には、そのソフトをビジネスにする為の’ゲーリーテクノロジー社’と言う会社を設立しています!
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
ミラノ郊外に出来た’プラダ ファンデーション’の様子も、後ほどご紹介しますが
 
 
アジアの若者に人気のブランドーその利益が文化に還元されるとしたら
 
 
そのメセナの精神は素晴しい現代の贈り物だと思います、、、、、、