2017.06.03 Saturday
ミラノデザインウィーク 街中
ミラノデザインウィークのイベントの中で、私の親友~クリストフ ラドル氏のイベントは
とてもショッキングでした! 1970年代後半にアントニオ チッテリオ達とお正月休みに
日本に来てから、イタリアや色々なところで会い、とても親しくしている一人です。
スポンサーは、人工大理石のコーリアン社、コーリアンを色々な方法で使って欲しい!
という依頼のイベントだそうです。
会場で説明している右側がクリストフ ラドル氏
去年、彼から 'エットレ ソットサスも60歳でメンフィスを立ち上げたので、
僕も何かできるかも?’ と、ワクワクした様子で話し始めます、今でも、インテル二誌
アートディレクターとして、インテリアデザイン界の大切な仕事をしているのに?
これから何をしたいというのかしら???その次の言葉が、インテル二をやめるんだ!
そして立ち上げたのが、'カバーナ’という雑誌。
今までのミニマリズムと対極にある、ケオスー混沌
様々なエスニックなイメージ、ファッション雑誌のような華やぎ
種々雑多なメッセージを違った紙質のマテリアルで包み、
情熱的な光を放っている雑誌ーアングロサクソンの街ーロンドン
ニューヨークで一躍ヒットして、自費出版からスポンサーがつき、、、、、
カバーナは雑誌だけではなく、色々なインテリア小物の商品作りに展開するそうです、
まずは、グッチが昨年買収した、リチャード ジノリから製品デザインの依頼が、
色々な製品を’カバーナ’ブランドで展開していく夢を語ってくれました。
上の写真もコーリアンで作られた小屋の外壁
7人のデザイナーにコーリアンを使って、今までとは違った使い方を模索した展示会。
’ レス イズ モア’ とは対極のデザインたち。。。。。マイナスではなく、プラス+プラス
トルトーナ地区の倉庫を使ったイベント、高い天井に、エスニックな設え、どこか
リゾートに来たような錯覚に陥ります。
アフリカ、モロッコで実際に使われているキッチンをコーリアンで再現したそうです、
クリストフは、彼の友人、ピエロ リッソーニ(ボッフィーのアートデイレクター)
写真を送ろうか?と、冗談を言っていました。(ミラノではリッソーニのデザインは
ミニマリズムで有名です)。。。。。。
ソットサス事務所の最優秀な卒業生、60歳を迎え、新たな世界にチャレンジを始めました!