2017.06.07 Wednesday
ミラノ最大規模のキッチンーBoffi
ミラノ、ファッション通りーモンテナポリオーネが銀座とすると、
ソルフェリーノ通りは、東京でいうと青山のイメージでしょうか、
モンテナポリオーネ通りはブランド街で、ソルフェリーノソルフェリーノ通りは
どちらかというとカジュアルな、高級住宅街の中にあるおしゃれな通りです。
ミラノ最大規模のキチンメーカー:ボッフィーのショールームがあります。
建築家ピエロ リッソーニ氏がアートディレクターに就任して10数年でしょうか、
主に、ロンドン、ニューヨークを舞台に、キッチンから始まるダイニング、リビングルーム全てを
提案している様子です、前回でお話しした’デ パドバ’社の買収で、テーブル、椅子、ソファの
種類が俄然豊富になりました、上の写真も、建築家 マジェストレッティー氏が1987年にデザインした
Vidun テーブルと、Marocca 椅子とが、Boffiのキッチンにしっくり収まっています。
この5、6年キッチン小物の展示が減りましたが、以前はこのショールームで
見たこともない素敵なオブジェや、モロッコ製の籐のザルや籠たちを探しに来たものです。
水回りの洗面、浴槽、シャワーブースも、大変お洒落で、水道の蛇口や、金物もBoffi
オリジナルなのに、びっくりします。。。。。。同じデザインで、ステンレスの磨きと
ヘアライン仕上げがあり、最近は金やコッパーの色合いも登場しています。
今年はインテリアにパステルカラーを取り入れるのをよく見かけますが、洗面の大理石にも
ピンクの石が採用されていてびっくりです。
異素材の組み合わせの上手さに驚かされます、ビンテージの突き板に
洗面台、収納の中には、選び抜かれたアンティックの小物が配されています。
キッチンから始まるインテリア提案が定着した今、B&Bイタリアでも
アントニオ チッテリオ氏の裁量でしょうが、キッチンメーカー=アークリネア社が
B&Bの仲間入りをして、ショールームの中央に展示されていました。
深澤直人氏のミラノでの登竜門にもなった、Boffiの浴槽、インテリアへの追求は止むことがありません。。。。。