2017.12.19 Tuesday
ミラノ、デザインショップの情景IV
ミラノ大聖堂の横、リナシェンテデパートと、ホテルストラフのバー
活気付いているミラノはクリスマスショッピングで大忙し。
ザハ ハディット女史の遺作となったキッチンは、
サローネ時と同じ位置に展示されているボッフィーのショールーム
今年はM&Aした デ パドバ の家具たちが
アートディレクター、ピエロ リッソーニ氏のデザインの元、
マジストレッティー氏の時代を超えて、統一されたイメージで纏まっています。
ボッフィー社の輸出部長、ダニエラ女史によると、大半の売り上げは
アングロサクソン系のロンドンとニューヨークの大金持ちで、
スケルトンで購入したコンドミニアムの内装を、ボッフィーのデザインチームが
キッチン、水周りから、ダイニング、リビング、最近は、ベッドルームまで
同じデザインコンセプトで纏め上げるそうです。
イタリアでもモダン家具業界の工場が並ぶ、ブリアンザ地方、
以前は、’ジョルノー昼’、’ノッテー夜’という、商品の分け方が存在し、
お昼は、キッチンや、ダイニング、リビング、人が昼生活する部分、
夜は、ベッドルームに派生する収納家具達、と別れて開発、製造されることが
多かったのですが、キッチンが、生活の中心に移動し、オープンなスペース
が好まれるようになり、随分状況が変わった様子です。