2012.07.19 Thursday
隈研吾氏設計のGCプロソリサーチセンター
GCプロソリサーチセンター
隈研吾氏が設計したオープニングの様子はこのブログでもご紹介しましたが
今回はTJMデザインの社長,田島庸助氏が訪問。
GCのデンタルプロダクツの歯科材料製造活動の50周年を記念して建設された研究所
GCの中尾真社長と、TJMデザインの田島庸助社長とは、3代続く御友人です。
板橋の小豆沢でも最優良企業の2社が3代続いてご友人なのは日本の製造業の
強さを表しているかのようです。。。。。
建物の正面のオブジェや、サイン計画を担当された原研哉さんのポスター
‘安らぎと新しいエネルギーを創出する空間'がコンセプト
木製立体格子に包まれた開放感溢れる空間は,使われる方だけでなく
地域コミュニティの場としてもとても開かれた研究施設です。
アメリカのペンシルベニア大学の学生で隈研吾を研究している方がいて
独特な千鳥格子の説明を聞いています。
本当はこのちどり格子だけで床を持たせることができるそうですが、
日本の法規により一部コンクリートを使われています。
木はひのきで2年が経とうとしていますが未だ未だお寿司やサンのカウンターのような
良い香りが漂っています。わざと防腐剤を含ませない檜が使われているそうで、
場所原論を唱える隈研吾氏のフィロソフィーが生きています。
千鳥格子の歴史は長く日本の神社仏閣には,古くから使われていた工法
400年続くという松井建設が施工を担当しています。
釘を使わずに施工出来る千鳥格子を田島社長も直接ご自分で組み立て!
負ける建築ー地域に根ざした建築を唱える隈研吾さんならではの材料選びです。
この工法を進化させて物が九州太宰府のスターバックスになり、
今はまた大きな建築物へと飛躍していると聞きます。
キッチンハウス藤岡工場内のショールームは隈研吾氏の設計!
併設される美術館、ライブアリーの計画もあり夢は膨らみます。。。。。。