SELECTOR BLOGセレクター ブログ

2012.11.05 Monday

北京オプジットハウス


 
 
 
 
北京の三里屯ビレッジの中に有る、’オポジット ハウス’
 
 
 
 
三里屯ビレッジがとてもモダンで、ここが中国とは思い難い場所です、
 
隈研吾氏曰くアメリカのセレブやミュージシャンもとても気に入っていて
 
北京に来たらここに泊まるそうです。
 
 
 
オリンピックの時に大手のホテルは兎に角オープンを果たしたのですが
 
その後1年くらいクローズして水回りや色々な不具合を手直ししたようですが
 
このポジットハウスは、中国の中でも振興企業ではなく3代コンチェルンの一つで
 
アヘン戦争の頃からのイギリス系財閥で、建築を香港のゼネコンに頼んだので
 
オープン後の改修はしなくて済んだ様子です。コーヒーショップのお砂糖の
 
袋を指差して,このお砂糖を牛耳っているコンツエルンがオーナーです!
 
と説明を受けました。。。。。。
 
 
 
吹き抜けは7階分開いていて、其の天井からはステンレスが布のように
 
優雅に垂れ下がって、ニューヨークかロンドンにいるような感じがします。
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
入り口のエントランスカウンターは明朝の引き出しを思い出させるものですが
 
 
所々アクリに成っていて透明感で重さを軽減しています。
 
 
 
 
中国人のスタッフも英語はネイティブのようにスムーズに発音して
 
 
自然にチェックイン出来ます、地下にあるプールと2つのレストランを
 
 
案内してくれるのですが、この北京にこのようなコンテンポラリーな建物は
 
 
本当に珍しく素敵でしょう!と胸を張って自慢しているように感じます。
 
 
 
 
部屋もロビーの床の白木と同じ色のフローリングですが、無垢のように
 
 
とても重厚感があり、壁は真っ白、日本の木のお風呂が部屋の真ん中にありました。
 
 
 
コンセント類は全て隠されていて、書斎のテーブルの横に一つに纏まって
 
 
トメになった引き出しを開けると出て来ます、テレビのスイッチも全て
 
 
壁面の扉の中に仕舞われていました。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
JALの機内誌で、北京の案内がありましたが、真っ先に三里屯ビレッジの事が書かれていて
 
 
最初は、三里屯ビレッジが一つの大きなビルではなく、小さな建物のビレッジ風に
 
 
なっているので、冬がとても寒い北京では人の動線を心配していた向きが有ったようですが
 
 
全く予想に反して建物と建物の間をそよぐ風をエンジョイして沢山の人達が集うようです!
 
 
 
 
 
高い天井の硝子の窓からは隣のカラフルなブティック群が見えて
 
 
前回お話したように、硝子の中にカラフルなアクリが嵌まっているので
 
 
お天気の良い日は光に輝いて,反射してとても幻想的です。
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
隈研吾氏に案内されて今日は半日、三里屯ビレッジの見学です。
 
 
 
ご自分の敷地のプロジェクトのように楽しそうに出発です。
 
 
商業中心の上海が大阪のようなら、ここ北京は政治の中心で東京の役目でしょう、
 
 
海外からの来客が北京空港に到着して三里屯ビレッジを案内されたら、
 
 
今まで持っていた中国のイメージがすっかり変わってしまうことでしょう。
 
 
 
 
(それにしても、之だけ大きな再開発を、大手官僚の事務所に頼まず
 
個人設計事務所の隈研吾氏に依頼した中国の役人達の度量に敬服です、
 
その件では隈研吾氏も、中国の政府の高官は、世界中で勉強していて
 
とてもシャープなんですよ!と語ってくれました)
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
あらゆる所で出くわす現代アート達!
 
 
 
観光客も地元の人達の間でも大変自然に溶け込んでいる様子です。。。。。。