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2024.05.13 Monday

ミラノデザインウィーク、レクサス

 

ミラノデザインウィークでは色々な出会いがあります、

 

前回でご紹介したロエベのイベントが朝11時からで、特に

 

申し込んでQRコードを貰わない形式なので、朝一番から大きな

 

扉の前に並んでいました、そうしたら、下記に紹介する福井

 

越前和紙の杉原さんが、このまま並んで良いか?と問い合わせが

 

来たので、’はい’と答えて、一時間色々な接点があり話していました。

 

 

 

 

トルトーナで開催中の’レクサス’のイベントに和紙を納めた

 

と伺ったので、行ってみました、車の展覧会と言うより、

 

越前和紙の展覧会の様にふんだんに使われていました。

 

 

 

 

このイベントはレクサスデザインアワード、第一回受賞者

 

吉本英樹氏と、オランダのソーラーデザイナー

 

マーヤン ファン オーベル氏とのインスタレーション

 

音楽は渋谷慶一郎氏、素晴らしい展示です。

 

 

 

 

私達日本人には小さい頃の襖のイメージですが、新しい息吹を受けて

 

現代アートの様です。この週末、越前和紙の故郷、杉原商店に

 

伺ったので、このイベントに間に合わせるために、去年の暮れから

 

どんなに大変だったか?伺いました。

 

 

 

 

キッチンハウスのショールームでも、スイスのファブリック会社

 

フィスバの布や、大阪の浅田メタルの印刷機器用のフィルターを

 

ガラスで挟んで間仕切りに計画していますが、いつか?手漉き和紙の

 

ガラス挟みもあり得るのか? 麻布台ヒルズではエルメスの

 

大きなショールームのファサードは和紙を使っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

以前、喜多俊之さん、坂茂氏と越前和紙村おこしプロジェクトで

 

伺いましたが、今回はゆっくり、手漉き和紙の原料、その素材の差が

 

和紙の表情を変えるのを勉強しました。。。。。。。

 

 

 

 

和紙の村には現在120の個人手漉き工房があり、色々な

 

タイプの和紙を手作りされています、こちらは照明デザイナー

 

石井幹子さんのスタジオで展示会用にパリで使う和紙を製作中

 

繋ぎで使うノリの様な木の樹脂を軟水(硬水では出来ないそうです)

 

でといてその後、水を微妙に変わるホースで表情を付けていくそうです。

 

 

 

 

和紙の襖の需要がほぼゼロ(化学繊維の開発により)になった越前で

 

建築用、インテリア用の需要を開拓している杉原商店の杉原吉直社長

 

10年前、パリメゾンでお目にかかったらしく、名刺を見つけて

 

まめな営業マンぶりを披露。でもこの様に世界に日本の伝統文化を

 

紹介する人がいるのはその土地にとって、とても大切だと感じます。

 

 

3、4箇所の工房を見せて貰いましたが、若い男女が、イキイキ

 

目的を持って作業されていたので、明るい未来を感じました。。。。。

 

いつか?キッチンハウスショールームでも、越前手漉き和紙がインテリアの

 

一部に使われているかも知れません。。。。。。