2025.01.25 Saturday
パリ メゾンドオブジェ2025年1月スタート!
氷点下5度を平均として、朝方は道路に霜が降り、昨日の雪は
アイスと化して、通勤に急ぐ人々が歩くのを拒んでいます。
毎年1月と9月に開催されるメゾンドオブジェですが、9月は
クリスマス商戦が忙しいので避けて、極感の1月に訪問しています。
メゾンドオブジェ側がいつも開催する ’WHAT'S NEW'
毎年、開催者側がテーマを見つけて、関連商品を選んでいます、
興味があるバイヤーは、その表示に従ってHALLとスタンド番号を
探して見にいくことが出来、とても親切な企画です。
今年のテーマは’シュール リアリズム’
https://www.tricera.net/ja/artclip/blog960?srsltid=AfmBOoo--l1Ao0GFIDS4Jdmph1_RRAvqCAbapkSbqgYYhUo3uxFMv-cX
幻想と現実の狭間を行くミステリアスがイメージ!
世界が混沌と危機に面して行く現在には、こんなテーマも?
こちらは、シュールとは真反対の現実的な展示!
ザフラーノ=イタリア語のサフランの意味ですが、ここ10年くらい
人気が上昇している料理番組(全て動画が詳しく各料理の作り方を説明)
https://www.giallozafferano.com
とても楽しく分かりやすいサイトですが、そのサイトが運営する
小物、今年はガラス製品、卓上照明と、とても素敵です。
ファッションもインテリアも他業種を同時に運営する事が
流行の現在、料理番組のザフラーノが、お鍋や食器を販売するのは
当然ですが、いつもになく今年はデザインも、品揃えも充実!
キッチンハウスでも各店に、ガラスウェアや卓上照明を購入。
コロナ時は、ニューノーマルライフを目指して、温かさ、癒し
安らぎがテーマでしたが、世情が不安定になると、色彩が激しくなり、
益々、足し算の美学を強く感じるスタンドが増えました。
白黒のモダニズムはどこ吹く風? 全てと言っても良いくらい
カラフルになっています。。。。。。
ここも、主催者側がテーマ別に展示するコーナー
ここでも、カラフル一辺倒です。 色が付いてないと商品では無い
かの様なアプローチ。 でも確かに色彩が持つエネルギーの強さを感じ
室内の暖かさと見る限りのカラフルさに、体が自然に温まってきました。
数寄屋に代表される引き算の美学を心の底に持っている日本人
そして、その美しさの尊さを知って育った日本人には、アレンジに
工夫が必要な様です。建築家隈研吾氏もよく、足し算の美学と
引き算の美学の違いを話されますが、根本的な違いを知りながら、
良いとこ取りが出来れば、、、、、とまだまだ勉強不足を感じます。