2025.04.29 Tuesday
ミラノデザインウィークの街角
川上元美先生が、ミラノのブレラで、家具の新作発表されています。
インテル二誌のミラノデザインウィーク情報誌で、川上元美先生の
記事を見つけて、直ぐに伺いました。
マジェストレッティーに師事されて、ミラノで長く
活躍されていた川上元美先生が、今年は新しい作品を発表されています。
ショールームを尋ねようと、ブレラを歩いていたら、
ショールーム前のカフェで、ご友人と一緒にエスプレッソを飲んで
イタリア語でお話しされておられて、直ぐに新作をご案内頂きました。
椅子もソファーも日本のファブリックを活用されていて、
どこか懐かしい優しいデザインの新作達です。
いつまでも溌剌とされていて、活気に満ちておられます。
絞りのマテリアルで作られた照明はとても美しかったです。
もう直ぐ90歳になられようとするのを伺い、クリエイティブな
事をしておられると本当にお元気だと思いました。
ミラノデザインウィークの大きなスポンサーのアウディー
美しいミラノのコートヤードに展開されていたのは、
とても優しい癒しに満ちた展示です。車の会社とは思えない
微妙な感覚を感じる、インスタレーションです。ここ数年
中国の馬ヤンソンさんの水盤をコンセプトにして、水煙
の飛び交うエクサイティングな展示が多かっただけに、
今回は癒し系で、違いを感じます。
このオブジェがゆっくり揺れています。
入り口に警備員がいて、一度に沢山の人が入れない様に制限して
ゆっくりこのオブジェの揺らぎを感じながら歩いて行きます。
中では、爽やかなルームフレグランスが香っています。
車とは無関係な勇敢なインスタレーション、感動しました!
次はagapeのお風呂と洗面のショールームです。
今年のサローネ デ モービレでは照明の年ですが、
街中ではキッチンもバスルームも意欲的な展示が溢れています。
(各年、キッチンと照明が交代で展示されます)
コーナー毎に、色々なバスタブの展示が!
欧米でも、最近はバスタブも形状が凝っています。
リラックスを目的にバスタブに浸かる文化が流行り出しているのでしょう。
このテーブルはマジェストレッティーの作品ですが、agapeでは
ここ数年、マジェストレッティーの作品の復刻に力を入れています。
モルテー二社では、ジオ ポンティーの復刻が盛んに行われ、
ミラノの住関連企業では、重要な作家、デザイナーの復刻に意欲的です。
本当に、デザインを敬愛する土壌が生きているのを感じます。
ミラノ イズ デザイン! デザイン イズ ミラノ!