2026.07.29 Wednesday
瀬戸内海のお勧め宿

日本が好きなイタリア人は何度も日本に来ているので、最近は
瀬戸内海をお勧めしています。直島は勿論ですが、かなりユニークな
インランドシーで、小さい島が沢山あり、ヨーロッパにはかなり稀有な
ランドスケープです。

最近特に、お勧めは、アマンリゾートの創始者、エドウィン
ゼッカ氏がプロジェクトした’AZUMI 瀬戸田’。豪商の堀内家の
邸宅を受け継ぎ、ゼッカ氏の日本の温泉宿のイメージと、京都
名大工、中村外二氏の弟子の木工技術で、素晴らしい宿が出来上がりました。

https://azumi.co/ja/accommodation/
持ち主の堀内家の方も、堀内家の文化、建造物の保存が出来て、
この開発にとても積極的だった様子です。朝食には、和食の場合、
’堀内家の朝食’と書いてあります。さりげないレスペクトに
居心地の良さを感じます。


中村外二氏のお弟子さんが、綺麗な木工仕事をされています。
この洗面台と鏡の設をとても気に入っています。両面で使えて、
引き出しも、優しいカーブのトメ仕上げ。建物が出来上がった当初は
木の香りがとても癒してくれました。

日本の障子を上手に使って、日本的になり過ぎず、小さな坪庭も
手入れされていて、ガラス扉越しに、静けさを感じます。
全体に取り入れられている、木の塀も、所々隙間が開いているので、
閉鎖的なイメージを払拭しています。

多目的の小さなミーティングルームは、漆の扉が印象的。
特に、個室での夕食や、ヨガトレーニング、瞑想等々、
イベントに使われる部屋の様です。隣に大きな蔵があり、
堀内家の宝物が置かれているそうです。一部は、レセプション脇の
階段を上がったところに、季節ごとに陳列されています。

結婚40周年記念で、日本を再訪問した、アントニオ ラファエラ
トレツアご夫妻、かなり古い付き合いで、二人とは九州、四国、奈良、
色々なところを一緒に旅をしました。アントニオはロイヤーで
ラファエラは精神科医者、去年退職しました。ナポリの近くの
ソレントの出身で、南イタリア人の気質をしっかり継続しているミラネーゼです。

次は小豆島に行きます。お醤油作りで有名ですが、この辺りは
木の樽で、製造する事を今も継続している数少ない醤油屋さんが
多い様です。醤油街道があり、沢山の個人の醤油会社が並びます。
有名ところでは、’マルキン醤油’は製造工程も見せる美術館を備えています。

大正時代のポスターがあり、なんともノスタルジックな雰囲気です。
小豆島に3日位いましたが、色々なところがこのポスターの様に、懐古的。
カフェも、十二の瞳の映画の舞台の様です。高速道路や橋が、何処の島とも、
本州とも繋がっていないのも、独特の文化を残せた理由かも知れません。

小豆島では、島宿真里。 なが〜く気になっていてやっと伺えました。
海の真里と、醤油街道の中の真里と二軒あり、どちらも風景が違って
素晴らしいです。お料理は古くからある方の島宿真里の方が
海の方より、板さんが熟練されていて、美味しいです。元々
民宿を営む母を支えた長男が、奥様と営まれています。

https://www.mari.co.jp
古い方の真里には、至る所に坪庭があり、暑さを和らげています。
ご主人が朝5時には外の貸切風呂の辺りに、打ち水をされていて、
夕方には、碁石山まで、自分で運転して連れて行って下さいます。
家族的な雰囲気で、是非また訪問したい宿の一つになりました。