2026.08.28 Friday
天野山金剛寺

真言宗小室派大本山、女人高野 天野行宮
天野山 金剛寺
https://amanosan-kongoji.jp
このブログでも、以前南北朝戦の折の事を書きましたが、
母のお墓が近くなので、お墓参り度に伺います。

奥殿ですが、四方に回り込める回廊は大変モダンで美しいです。
桂離宮でも感じますが、美しい日本間は、ドイツのブルーノ タウトをして、
’なきたくなるほど美しい’ と称されました。
https://hobbytimes.jp/article/20160816c.html#google_vignette
’ブルトハープ’ ドイツを代表する高級キッチンメーカーのデザイン部が
自分達のデザインの指針は’桂離宮’にあると明記しています。

奥殿は、南北朝時代、後村上天皇が六年間、金剛寺食堂を正殿として
大政を執られたそうです。 史上、天野行宮と称されました。
それ以降、北朝の三上皇と皇太子の御四方の間御座所とされた様子です。
一時は荒廃したそうですが、平安時代末期、後白河法皇と八条女院の
帰依を受けて、阿観上人が復興されたと記されています。

はれわたる 天野の宮の 金剛寺
古にしあども畏かりけり
金剛寺は南北朝時代、聖武天皇の勅命により開かれたようですが、
一時、南北両朝がこの金剛寺に同座された時期があったようで、
他庫裡に南朝座所と記された建物が残っています。
今でも、本当に天野山の山麓で、歩く人すら見かけない所ですが。
その後もいろいろな歴史の舞台になった様子です。

一面、杉苔の中に、鶴島、亀島、枯れ滝などが廃された、枯山水の庭
お庭に入ることが出来ませんが、大変手入れが行き届いて、
気持ちが洗われる想いがします。外気は30度を超えていそうですが、
その美しさの前に、暑さを忘れる想いです。

天野行宮に向かう渡り廊下、鶯張りで、侵入者の足音を早く感知
南北朝時代の緊張感を感じます。秋には美しいであろう紅葉が
夏の太陽をしっかり受けて緑を深めています。

桃山期には、阿波の鉢須賀家政公が手直しされたとか、
江戸時代には庭師雪舟流の家元谷千柳が’草行山水自然形’の
庭園にしたと記されています。それにしても、時間がゆっくり
流れて、日々の雑念が消されていくのを感じます。。。。。

駐車場から、金剛寺伽藍までの道には、4つの橋があり、
下を澄み渡った小川が流れています。せせらぎの両側には
春には桜、秋には紅葉と、季節を感じる演出がなされています。

金堂の国宝、三尊像は、写真が撮れませんが、金剛寺は深い山麓に
ある為、ほぼ人に会わないのも嬉しい事です。桜の春、紅葉の秋には
国宝の特別公開もある様子です。日本には知られざる美しい神社仏閣があり、
インバウンドの人達もこぞって日本にやってくるのはわかりますね〜
ただここは、まだ犯されていません〜。。。。。。