2013.09.16 Monday
扉工場見学
世界的に規模の大きなメラミン工場ーファントーニ社
もう一つユニークな特徴が有ります、それは事務用オフィース家具を半世紀製作
机、ロッカー、引き出し等のは小物が全て45度トメで収まっている仕様です。
ファウンダーの家系ファントー二CEOがこの半世紀の45トメとの戦いを
静かな口調で話してくれました、ユニークな音響効果を調べる装置にも
45度の納めが効いています!
材木を運送する鉄道も有し、自社で火力発電もしているファントーニ社
パーティクルボード、MDF,メラミン家具材料だけでなく、この半世紀
事務用の家具を製作して、政府の建物、郵便局、大手の事務所に実績があるようです、
この家具部門だけで100億ユーロを超える売り上げだそうです。
箱が45度に収まっている所をTJMデザインの研究と、製作上の納めを含めて
熱心に見学しています。
間仕切りを収納で!というコンセプトで考えられた家具
ベッドルーム側には洋服ダンスに成る収納機能を持たせ,
もう一方の背板側にはテレビを掛けてTVボード、若しくは
もう一つ薄い収納を付けて本棚、食器棚に利用出来ます。
ファントーニは音響にも大変気を配り、事務所の壁に防音処理をしたり、
事務家具にもハニカムの防音幕を忍ばせて静かなオフィース環境を作る工夫をしています。
見ても見ても見飽きぬ扉製造工場の見学
どの工場も売り上げを上げている優良企業を訪問しましたが
説明を聞いていて感じた共通点は、人件費が安くない(東欧やアジアに比べて)
ウーディネ地方では、出来る限り90%に近い位のオートメンションを実現している
新しい材料,新規の機械導入に寄る独自の収め方 等々色々な工夫がなされています。
10年くらい前にプロジェクトでこのエリアの扉工場を訪問した時には聴かなかった
材料や、接着方法(ポリウレタン接着剤)メラミンに変わるかもしれないと思う位
塗装に近い仕上がりを実現したPPと呼ばれる素材ー日進月歩開発し続けている様子
が感じられてとても新鮮な発見!
キッチンハウス工場の責任者の能勢さんも機械に見入っています。
之から,この見学を経て色々な試行錯誤が行われまた新たな挑戦に向う
キッチンハウス、之からの変化をお楽しみに!