2024.12.08 Sunday
親友、クリストフ ラドル来日ーアーティゾン美術館
クリストフ ラドルが ’カバーナ’ー彼が主催している雑誌
日本特集の撮影にやって来ました。元ブリジストン美術館
現アーティゾン美術館の田畑さん(アクシスビル以降40年の知り合い)
がソットサスの研究をされているので、80年代、ソットサス事務所で
グラフィック部の部長をしていたクリストフをご紹介しました。
再来年かその先に、ソットサスの大きな展覧会を企画されていて
その資料集めと、色々な謎を一人で解いておられたので、クリストフは
天の声の様な存在でした。例えば、エットレはたくさんの写真を残していますが、
コピーの管理に長けていた訳ではなく、謎が多い様ですが、クリストフが
’アーティストは管理をする人が多いが、デザイナーはその業務に疎い!’
の一言で、散乱する資料の理由も少し見えた様です。
二時間くらい、田畑さんの質問に答えて、大変満足された姿。
田畑さんは私が母の会社のショールームをアクシスビルに開いた頃には、
AXISのアートディレクターをされていて、そのまま、石橋財団の
石橋寛理事長の右腕として、石橋寛氏が名付けられた’アーティゾン
美術館’のやはり’クリエイティブ ディレクター’をされています。
一世を風靡した’メンフィス’の上記のロゴも、クリストフが担当し、
2年前のトリエンナーレ美術館での’メンフィス再来!’の大きな展覧会も
クリストフがオーガナイズしたことを話すと、ミラノでの展覧会の
カタログを持ってこられて、そこに、クリストフがサインしました。
石橋財団の石橋 寛理事長は、エットレと倉俣史郎氏を80年代から
熱い視線で見ておられて、ブリジストン美術館の頃から集められた
倉俣史郎氏の椅子や作品が、さりげなく3代目石橋寛理事長の審美眼を
感じさせる空間を演出しています。。。。。。
上記は、とても珍しい倉俣史郎氏の作品で、ブリジストン美術館の
為に特別デザインされた椅子だそうです。 そう言えば、アクシスビルの
一階の螺旋階段も倉俣史郎氏のデザインです。40数年前のオープニングの
センセーションは今も忘れられません。。。。。。
田畑さんのソットサス研究はこれからも続くと思います。
エットレ ソットサスの展覧会がどんな風に企画されるのか楽しみです!