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2010.09.14 Tuesday

パリメゾンドオブジェ


 
 
今年から、家具と小物と照明が一つの展示会に成ったパリ●メゾンドオブジェ
 
 
パリ市も、ミラノのサローネに追付け追い越せといろいろな工夫をしているので、毎年嗜好が変わって面白い展示会です。ミラノのサローネは建築的でアカデミックですが、メゾンドオブジェは
とてもおしゃれ!身近な小物がシックでディスプレーが楽しいのです。
 
 
パリのどの空港からも、又パリセンターからも無料バスが出ていてとても便利!
 
 
各国から、ちょっとおしゃれなマダムや、インテリアデザイナー達がバスに乗り込み、同じ目的!
って感じの人だけが乗っているバスってとてもユニークです。
 
 
7、8年前から始まったメゾンドオブジェも、今年から家具展も一緒になり、とても盛況!
 
 
この壁に綺麗なお皿を並べているのはイタリアのメーカーで’リチャードジノリ’
 
 
 

 
 
定番のシックな白いお皿シリーズもディスプレーでこんなにゴージャス!
 
 
大手のクリストフの銀器や、有名なお鍋類はいつも同じメーカーが出展しているのですが、
 
小さなブースでも借りられるので、若い作家が自分で作った試作をメーカー探ししていたり、
日本からも1月は日本固有の伝統品、和紙や銅、錫などが、地方の組合で纏めて出ていて
とても多くのヨーロッパ人が興味を示していました!
商売に繋がるといいのですが、、、、、、
 
 
今回は日本のメーカーはとても少なく、、、、、
 
来場者も、アジア系はシンガポールや中国人が多く日本語をあまり耳にしませんでした。
 
 

 
 
今年は家具のブースに新たにアウトドアーのブースも出来て、、、、、、
 
 
新鮮で賑わってしました。
 
 
 
 
それにしても、フェンディ―カーサはがんばっている!!
 
 
パリのジョルジュサンクにも大きなショールームを開いて、ミラノ家具通りには
2店舗も店を構えて、、、、、、、この10年ターゲットをしっかり、中国、ロシアと決めて
マーチャンダイジングも、デザインも中国人、ロシア人のみに受けるようにしっかり、セグメント
しているのが成功の鍵なのでしょう、、、、、、、
 
 
フィアットの車の椅子を長年、コストだけを絞られて作っていた家具会社、
イタリアの東海岸のフォーリーという工場に伺った時は、未だその大きな車用の機械が真ん中に
鎮座していました。でも何かの機会で、フェンディーのお嬢さんに会って、フェンディーのマーク入りの家具を作り出して、利益がやっと出て来たお話を伺った事があります。
 
 
それにしても、難しい家具業界で、一人勝ち!
 
 
好みに合うとかどうかは別として、之だけ世界的(中国とロシア)に販売出来れば立派です。
 
 
 

 
 
ミラノサローネのように、デザインの学生の為の展示もありました。
 
 
毎年、いろんな企画を試みて、発展して行く展示会は少ないので、訪れるたびに発見があり
楽しいです。
 
 
 
会場もどんどん広がって行きます。
 
 
今度はどんな企画が始まるのか?楽しみにしながら、、、、、、、、
 
バスに乗って、パリ市内に戻ります。とても快適に!