2015.04.30 Thursday
キッチンハウスー‘IRORI'サローネ展示記者会見の模様
今年初めてミラノサローネに出展したキッチンハウスの’IRORI'
キッチンハウスの初出展にデザインをお願いした隈研吾氏ーキッチンハウスの上海ショールーム
キッチンハウス藤岡工場の改築等を依頼していますー隈研吾氏は、TJMデザインの
四代目田島庸助社長の大学の後輩ー五代目田島宗八専務からも自然な流れで
今回のデザインを依頼する事になりました。
30年くらい前、私がイタリアのザノッタ社という、かなり飛んだコンテンポラリー家具を
輸入していた頃、ご自分の設計事務所を開かれた隈研吾氏はご自分で、ザノッタの家具を
買いによくショールームにいらして下さいました、、、、、、、’設計料が入ったから!’
ファシズムの頃の’ジョゼッペ テラーニ’のデザインした椅子、、、、、’エンゾーマリ’
'マックス ビル’、’アキーレ カステリオーニ’、、、、、、80年代のミラノデザインの
全盛期だったのかもしれません、その家具達は今も隈研吾氏の青山の来客室に
じーと隈研吾氏の歴史を眺めるかのごとく佇んでいます。そんな出会いの延長で
今回も隈研吾氏にサローネの大学イベントの設置場所について問い合わせした時、
’室内がいいね~’との一言! 以前3回の隈研吾氏のイベントもインテルニ側との
折衝を受け持った縁があったので、すぐどの場所か?察知がつきました。でも室内は一カ所!
慌ててインテルニ社の担当者ミケランジェロ氏に携帯で電話をしたのを思い出します。
ラッキーな事に、その会場で唯一の室内がキッチンハウスで展示する場所に決まりました。
場所を選択された時に、隈研吾氏としてはパビリオンの材料が紙である事が頭に
あったのだと思います。。。。。。車のアウディー社が一番の大きなスポンサーで
イタリアの大理石組合や、ロシアのデベロッパー、日本ではパナソニックやYKK
大手の出展が続く大学のイベントなので、唯一の室内の会場は貴重です。
田島宗八専務は30分おきのジャーナリストのインタビューの合間にも
海外からの引き合いの対応に大忙しです。このかたはマイアミでモダンな家具の
販売をしている方でした、、、、、、
モダンリビングの下田編集長も、まず一番にインタビューに駆けつけて下さって、
’思ったより素晴しい展示!!!’との感想を頂き、これほど盛大な展示物の中で、
特に、光を放っていると褒めて頂きました。。。。。。(準備中は、実はパビリオンの
紙のドームを維持させる事が出来るか?ちょっとした挑戦でもありましたが、
隈事務所の助っ人ー田中氏や施工を見て下さった天野さんのお陰で、しっかり固定する事が
出来、今年の万博の予定で会期が6週間余分に開催される条件も満たす事が出来ました。)
カーサ ブルータスの編集長も特別のカメラマン、ライターを連れて来場、
熱い対談が始まります。。。。。。。ミラノ万博では、特に世界から3名のクリエイターが
選ばれて’もしイタリアが無かったら世界はどうなっていたでしょう?’と言う
あまりにも壮大な質問も飛んで来ました! このインタビューの内容は、
ミラノ万博会場で大きなスクリーンで紹介される予定です。。。。。。
画像が出来上がり次第、この紙面でもご紹介出来るかも?知れません。
先ほど登場した、インテルニ誌のミケランジェロ氏から携帯に電話が入りました、
'IRORI の発売はいつかな?僕の妻が今建設している海の家で使いたいらしいんだけど!’
嬉しいニュースも飛んで来ました。。。。。。。。。。さらに世界に飛躍するキッチンハウス
乞うご期待!!!