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2015.05.05 Tuesday

2015-万博のオープン


 
 
 
 
 
 
2015年5月1日ーミラノ万博は開幕しました!テーマは’地球に食料を、生命にエネルギー’
 
 
食と文化の国ーイタリア、ミラノにはふさわしいテーマです、世界の食料不足の問題、
 
 
食育の問題、遺伝子組み換え物質と言ったテーマに至るまで食料に関する全てを含んだ
 
 
広いテーマです。この画像は、サローネ期間中、トリエンナーレで行われたミラノ万博の
 
 
目的、テーマを表す展示です。(いつもはこの場所にミラノの工業デザインの歴史が
 
 
綴られていますが、今回は全てミラノ万博の為に改装されていました)
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
サローネ期間中、いろいろな国や業態が各々デザインに関して展示するトリエンナーレ
 
 
 
今年はミラノ万博の為の展示で、最初のコーナーは、中世の典型的なイタリアの台所
 
 
 
食に関して定評の或るイタリアならではの調理に関する機器、道具、備品がずらり、
 
 
 
 
スペースが広いので展示物を見ていたらタイムスリップしたような感じになります。
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
色々なキッチンのあり方の展示中に、見覚えの或るキッチンが!
 
 
 
流石、イタリアです、建築家ール コルビジェ氏のキッチンの展示がありました。
 
 
 
コルビジェの事務所で家具のデザインに携わっていた’シャーロット ペリアン女史’
 
 
 
このキッチンのコンセプトは、南フランスのマルセーユにある、集合住宅の為に
 
 
 
シャーロット ペリアン女史が担当したキッチンです。(昨年のサローネでは
 
 
 
カッシーナ社のミラノショールームで特に、’シャーロット ペリアン女史’の活躍に
 
 
 
光を当てた展示が印象的でした。)
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
コンパクト キッチンの展示ーミラノボッフィー社のショールームでは、ジオ ポンティーの
 
 
 
 
コンパクトキッチンをアウトドア用に改造して展示されていますが、コンパクトキッチンの
 
 
 
 
原型かもしれません。。。。。。
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
全くデザインが新しさを失っていない事にびっくり!機能性を追求していろいろな事を
 
 
 
 
削ぎ放つと、いつの時代にも通用するデザインが生まれるのかもしれません。。。。。
 
 
 
 
広大なトリエンナーレの会場を、これでもか!と言う位の展示品ーキュリエイターや
 
 
 
 
展示に関わった人たちの準備期間の努力は凄い物があったと思われます。(今年は
 
 
 
キッチンハウスも社歴の中で初めてサローネに出展したので、その準備の煩雑さや
 
 
 
複雑さに敏感になってしまうのかも知れません。ー嬉しいため息)
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
いろいろなキッチンの展示がありますが、これは自動車のトランクそのものが
 
 
 
キッチンに早変わりするブースです。(ふと、今も続くイタリアの8月の夏休みー法律で
 
 
 
夏は最低3週間の休みを会社が社員に与えるーと言う事が戦後決まったようですから?
 
 
 
その民族の大移動の状況が目に浮かびました。。。。。)
 
 
 
展示各ブースのアイデアも面白いですが、その背景に或る、’見せるデザイン’への
 
 
 
配慮が、壁の色合いだったり、展示物の配置だったり、とてもイタリア的でビビッドで
 
 
 
見ていて楽しくなって来ました。。。。。。。