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2012.01.29 Sunday

定番―クリストフの家のディナー


 
 
 
雨ばかりのパリを後にミラノにたどり着きました。
 
 
晴天で暖かです、親友のクリストフがお宅に招待してくれました。
 
 
ミラノで一番重要な広告代理店を経営しながら、インテル二誌のアートディレクター
 
でも知る人ぞ知る,お料理の天才!
 
 
美味しい物が大好きなだけではなく、殆ど毎日彼は奥様―テオドラの為に
 
夕食を作ります。
 
 
きっと緊張した仕事の後,とても良い気分転換なのでしょう。。。。。
 
 
ミラノにはスーパーマーケットも多いのですが、やはり魚は,特別の魚屋さんに
 
限ります。
 
 
お肉もどこのお肉屋さんがしっかりしているか?友人どおしの会話に登ります。
 
 
 
そうしてそこでは、店主が大体,一番適した調理方法を教えてくれます。
 
 
 
とても勉強になる瞬間です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
スイミングを終えた土曜日の午後,彼は魚屋さんに向います。
 
 
ミラノは東京と同じで,各地から美味しい魚が集まるので、
 
お刺身でも頂けるヒラメや鯛、マグロが手に入ります。
 
 
 
今日は,モンクフィッシュ―あら科の一種でしょうが、海の底に住む魚との事。
 
 
付け合わせはフランスのジャガイモを水にさらして
 
細かくスライスした物を,コンスターチでお団子にして弱火で炒めます。
 
 
 
カリカリのクリスピーナな付け合わせが出来上がりました。
 
 
クリストフのお料理を見ていると前に時間をかけて仕込むソースと、
 
激しすぎない火加減!ここにポイントがありそうです。
 
言うのは簡単ですが、、、、、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
モンクフィッシュのソースも,5、6時間掛かって作ってくれたそうです。
 
 
 
人参を10本使って、煮込んでいろんなスパイスが入っているそうです。
 
食べた事の無い味です。とても深みが有って、ちょっとピカンテ!
 
 
 
ハーブもいつもテラスで栽培しています。
 
 
 
お料理に手を惜しまないのも,クリストフのお料理の特徴です。
 
 
 
 
パスタの日は早くからパスタを自分で打ってくれます。
 
 
 
とても繊細に、楽しそうに料理をしています!
 
 
 
好きこそ物の上手なり!を感じます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
シャンパン片手に,メインコースが出来上がります。
 
 
 
 
オリーブオイルを弱い火で暖めて、ガーリックとローズマリーを炒めて
 
香りと風味がオリーブオイルに移ったら,直ぐ取り出します。
 
 
 
強くなりすぎない火力で、モンクフィッシュを両面炒めます。
 
 
 
飲んでいたシャンパンが,惜しみなく振りかけられます、、、、、、
 
強いリッカーも足していました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
メインを食べ終わったら,クリストフはおもむろに立ち上がり、
 
デザートの用意です。
 
 
 
 
洋梨を切って,バター少々で炒めます。
 
 
 
両側に火が通ったら、またシャンパンを振りかけてしんなりさせます。
 
 
 
それだけで美味しそうですが、そのソースに少しのお砂糖を入れて煮詰めます。
 
 
 
それを先程の洋梨に振りかけて、、、、、、
 
取って置きの、クリストフの古里―オーストリアの特殊な木の実のマーマレードを
 
添えて出来上がり!
 
 
 
甘すぎず、未だ残っていたワインともとても良い相性です。
 
 
 
何と言う至福の時でしょうか?