2017.02.28 Tuesday
イタリアの奥深さ No.1
ミラノの南、ラルゴ イザルコの地下鉄駅から、徒歩3、4分で着くプラダ財団の
新しい美術館、1920年代に建てられた蒸留所を、オランダのレム クールハウス率いる
設計集団 OMAの監修で、去年オープンしました。
1920年代の蒸留所そのままの入り口に、ネオン入りの文字で
プラダ 財団と見えて来ます、無造作に置かれている、自転車まで
ノスタルジックで郷愁を誘います。。。。。。
1910年代に建てられた、蒸留所を改築、7つの既存の建物に、’ボディウム’
’シネマ’ ’タワー’の新建造物を組み合わせて、連結式の建造物が、特徴です。
’建築の保存’と’あらたな創造’と言う二つの条件を共存させています。
ウェス アンダーソン監督のデザイン監修に寄る、カフェ
古いミラノのカフェを思い出させるノスタルジックなデザイン
ジューク ボックス、ゲーム機が置いてあり、カクテルを作るギャルソンは
1900年時代の制服を着ていて、本当に時代錯誤に陥ります。
プラダ財団の個性的なキュリエイターに選び抜かれた現代美術の数々、
作家と、作られた年代、小さな説明の文字も、とても吟味して壁に掛けられています。
古い蒸留所の建物の隣に高層ビルが建設中ですが、プラダ社の本社ビルだそうです。
レム クールハウスの率いるOMAの建物の界隈が出来るのでしょう、、、、、
周辺のビルとは異彩を放っていますが、とても楽しみです。
夕日が未だ落ちない頃に入ったのに、作品が多くて、すっかり夜が更けて来ました、
建物の内装の材料がとても美しく、ディテールだけ後でご紹介します。
打ちっぱなしの壁に大きな金色のコーナーが現れたり、驚きが続きます。。。。。
総面積19,000平米の中に、11,000平米の展示スペースがあり、
オープニングのこけら落としには、’Serial Classic'-連続する古典を展示、
古典彫刻に注目して、ローマ時代の独創性と模倣性の関係と、ギリシャ美術に敬意を表して、
大量生産の流通の重要性を探って行く展示でした、、、、、、、
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