2014.04.23 Wednesday
トリエンナーレ シチズンの展示
日本の企業の展示はインスタレーションの素晴らしさで定評ですが、
今年のヒットはシチズンでした!
天井から無数の時計の基盤が降って来ていて,照明と合間って息を飲む美しさ
入場制限をしていましたが,長蛇の列で皆入場を待っています。
天空から無数の星が落ちて来たような錯覚に陥ります。
レクサスの一番最初の展示はYOSHIOKA TOKUJIN
一緒に見に行ったイタリアの富豪の奥さんが、レクサスを買うと言い出して、
’TOYOTA'は品質が良いから安心よ~と話すと、いいえ!レクサスはTOYOTA じゃない!
すっかり、レクサスの思う壷に嵌まっていました、ヨーロッパではTOYOTA=廉価車の
イメージがあるので、レクサスを売り出す時に、TOYOTAを連想させない仕掛けだったとか
インスタレーションで大成功です。
庶民的なイメージのシチズンが初めてミラノ,サローネに出展して
今回の意図はわかりませんが、このインスタレーションで企業イメージを
上げた事だけは確かです。
世界戦略で、ブランドイメージを確立するには色々な方法が有りますが
ミラノ サローネは格好の場になったようです。
家具展を皮切りに,キッチン、インテリア小物から車,日常品に至るまで
生活のありとあらゆる物がデザインを意識しだした現在、これからもサローネの意義は
高まる事でしょう。。。。。。。それにしても、ミラノ市の徹底ぶりには頭が下がります、
お城、大学、公園、美術館を全て展示出来るスペースに開放して、今年からは
ブレラにある閉じられた教会のコートヤードまでオープンになっていました。
深刻な状況が続くイタリアの経済ですが、きっとデザインが救世主になってくれる
ことでしょう!